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2018外国人特集 スペシャルインタビュー

ロッテ・ボルシンガー インタビュー 新たなモチベーション 「父親としての初めての登板で、特別な1勝になった」

 

昨季、屈辱の最下位に沈んだロッテが、Aクラス入りをうかがう戦いを見せている。その中心にいるのは今季から加わった助っ人右腕。日本で息子が誕生し、愛する家族のために後半戦もゴロの山を築いていくはずだ。
取材・構成=杉浦多夢 通訳=矢嶋隆文(千葉ロッテマリーンズ) 写真=川口洋邦(インタビュー)、BBM


人生で最高の瞬間


 快進撃が止まらない。前半戦だけで5月4日の日本ハム戦(札幌ドーム)から10試合連続勝利を含むリーグトップの11勝(1敗)をマーク。6月度の投手部門の月間MVPも手にするなど、前半戦を貯金2で折り返したチームにとって躍進の原動力となった。その中でも、6月30日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で挙げた10個目の勝利は、ボルシンガー自身にとっても特別な1勝になったようだ。

 日本に来て1年目だけど、ここまでは本当に楽しく、いいチームで力を発揮することができている。毎試合、ルーティンと準備を怠らずにやっていることが、今の結果につながっていると思う。

 オープン戦の最後の登板では打ち込まれてしまったけど(3月24日の中日戦、ナゴヤドーム、4回8失点)、僕が毎年のようにスロースターターであることは確かだね。あの試合は徐々にペースを上げていく段階で、ちょっと結果が思わしくなかった。慣れないマウンドのせいだとかボールのせいだとかいうのではなく、自分自身まだしっくりこない部分があったし、もうちょっと落ち着いて投げることができればよかったのかな、と思う。それでも・・・

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