2014年からの4シーズンでメジャー88試合に登板して17勝の実績を持つニック・マルティネス。そのポテンシャルの高さを日本球界でも存分に発揮し、前半戦のチーム躍進の大きな原動力となった。いまや先発ローテの中心的存在となった新助っ人が、逆転Vの使者となる。 取材・構成=松井進作 写真=高原由佳、BBM 通訳=ジェラード翔(北海道日本ハムファイターズ) ※成績・記録は7月15日現在 ダルビッシュから日本野球の情報収集
昨年のオフにメジャー球団からのオファーもあった中で、日本でのプレーを選択したマルティネス。異国の地で新たな挑戦に踏み切った一番の理由は何だったのか。開幕からチームのために奮闘を続ける新助っ人の胸の内に迫った。 ──来日1年目のシーズンも折り返し地点となりました。前半戦のピッチングを振り返ってみていかがですか。
マルティネス 最初から日本の野球にしっかりとアジャストできた手応えはありますし、ファイターズもリーグ2位(7月15日現在)と好位置をキープ。ここまでの結果に関しては満足しています。
──先発で14試合に登板してクオリティースタート(QS)も11試合でマーク。スターターとしていつも心がけていることは?
マルティネス とにかく先発のマウンドに上がった以上は1イニングでも長く投げたいという思いは常にありますし、特にQSに関してはすごく重要視しています。僕がQSを達成することでブルペン陣の負担も軽減されますし、何よりもチームの勝利にもつながってくる指標なので。これからもそこは意識してやっていきたいと思っています。
──実際に入団したファイターズというチームはいかがですか。来日前に思い描いていたイメージどおりだった?
マルティネス 周囲から聞いていたとおりの素晴らしいスタッフ、選手たちがいるグレートなチームでした。本当に外国人選手がやりやすい環境も整えてくれていますし、僕自身もいろんなことをもっと学びたい、成長したい、この日本で成功したいと日を重ねるごとにより思うようにもなりました。
──レンジャーズ在籍時代には
ダルビッシュ有選手(現カブス)とチームメートでしたが、彼からもいろいろと情報収集をされたそうですね。
マルティネス 本当にダルビッシュからはたくさんの・・・
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