2018年シーズンも後半戦に突入したが、ここまで投げられた変化球で最も力を発揮しているのは誰のどんなボールなのか──。セイバーメトリクスの観点から「いまバッターたちの脅威となっている変化球」を浮き彫りにしてみたい。 データ解析・文=DELTA 写真=BBM ※データは7月17日時点 1球1球の結果を追いかけ、効力を検証
さまざまある球種の力を評価する1つの指標に“Pitch Value(ピッチバリュー)”というものがある。これはある球種が打者に投げられた際の結果(ストライク・ボール・アウトカウントや走者状況の変化)を集計し、それぞれの結果が得点の増減にもたらす平均的な影響を掛け合わせ合算、その収支を見るものだ。
ストライクになったり、アウトを取ったりした場合はプラスに伸び、ストライクゾーンを外れたり出塁を許した場合は逆にマイナスされていく。「どのようなカウントで投げられたか」など、いわゆる配球的な意図は考慮せず、投じられた1球1球がもたらした「事実だけ」を見てボールの力を計る・・・
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