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“専門家”が解決!! 変化球の謎

【変化球の謎】伝統の魔球“亜大ボール”って、なんだ?

 

ここでは変化球にまつわるさまざまな謎、疑問に解答していこう。まことしやかに囁ささやかれていたウワサ話も、その道の“専門家”がスッキリ解決。これであなたも変化球通!?
取材・構成=編集部、写真=BBM

ソフトバンク東浜巨が元祖。現在はシンカー[ツーシーム・シンカー]に進化


源流は東浜巨で、落ちるツーシーム


 昨年、日本シリーズに進出したDeNAのクローザー・山崎康晃や、DeNAを迎え撃ったソフトバンクの17年パ最多勝・東浜巨が操るウイニングショット。さらにセ・リーグを2年連続で制した広島薮田和樹に、九里亜蓮ら亜大出身者の活躍が目立ったが、そんな彼らが亜大在籍時に学び、武器とする“ツーシーム”が、球界で話題に上った“亜大ボール”だ。

 このボールの歴史は、実は驚くほど浅く、前述の東浜巨が大学在籍時に投げ始めたのが源流と言われる。一般的なツーシームの特徴は下記の『シュートとツーシームの違いとは?』に譲るが、当初からシンカー気味に鋭く沈みバットの芯を外すボールで、東浜が大学4年間で22完封の記録を残したことで、以後、“特殊球”として・・・

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