春夏連覇を成し遂げた大阪桐蔭高をはじめ、甲子園で躍動した高校球児たちが挑戦したアジア選手権。「超高校級」と言われ、今ドラフトの目玉となるであろう逸材がアジアの強豪たちとぶつかった。 取材・文=岡本朋祐 写真=田中慎一郎 史上初となる2度目の「春夏連覇」を遂げた金足農高との甲子園決勝翌日(8月22日)、
藤原恭大は久しぶりに実家へ戻った。夕方になると、枚方ボーイズからの盟友である報徳学園高・
小園海斗に電話。中学時代、数え切れないほど通ったというバッティングセンターに誘ったのである。「1日空けただけでも、なまってしまう」。夜11時から1時間、2人は一心不乱にバットを振った。前日に金属バットでの激戦を終え、1分でも早く、木製に順応したかったのだ。
アジア選手権の試合前の打撃練習は木の花(このはな)ドームで40分間、行われる。藤原は自分の組が終わっても・・・
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