平成最後のドラフト会議が10月25日に開催された。ここでは、新日鉄堺・野茂英雄の8球団競合で沸いた平成元年秋のドラフト会議から2017年秋までを一気に振り返っていく。 この年のドラフトは制度で大きな変革があった。高校生以外の選手が交渉希望球団を選び、その球団がドラフト会議で指名することで選択が確定する「逆指名制度」がスタートしたのだ。新制度が適用されるのは1位、2位指名のみ。3位指名以降はウエーバー方式と逆ウエーバー方式を交互に行うことになっている。
1、2位選手が同時に入札されることになった「逆指名制度」では、12球団がその記載用紙に選手の名前を書き込むだけ。これまでのように他球団の動向を気にする必要もなく、また指名が重複することもなかったため一度も会場が沸くこともない。クジ引きがないドラフトは1977年以来、16年ぶりのことだった。
何の混乱もない“無風ドラフト”で最大の注目は・・・
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