今季、10年ぶりのリーグ優勝を果たした西武。強力打線が原動力となったが、中心にいたのは山川穂高だ。シーズン通して四番に座り、47本塁打でホームランキングに輝いた。投手陣では多和田真三郎が奮闘。先発ローテーションを守り抜き、16勝で最多勝のタイトルを獲得した。ともに沖縄県出身で中部商高、富士大でプレーした2人。高校、大学の先輩、後輩がプロの“頂点”に立った、その理由を語り合ってもらった。 取材=上岡真里江 写真=菅原淳(インタビュー)、BBM サブローの16勝は当然!
──まずはタイトル獲得、おめでとうございます!
山川&多和田 ありがとうございます!
──お二人とも初タイトルです。受賞の感想を聞かせてください。
山川 今季は絶対に本塁打王を獲ろうと思っていたので、実現できたのはすごくよかったです。狙って獲ることに、より価値があると思うので、本数うんぬんより、獲得できたことに大きな喜びを感じています。
多和田 僕は山川さんとまったく違います。僕の場合は、確実に“獲らせてもらった”タイトルだと思っています。まさか獲れると思っていなかったので、とにかく一生懸命やっていました。来年は、僕もそうやって(タイトルを)目標にしていきたいなと思います。
──お互いの活躍をどう見ていらっしゃいましたか?
山川 すごいです! 僕は投手をやったことはないですが、『勝つ』のが投手の一番大事な能力だと思っています。順番でいくと、『勝つ』が一番先。その次に防御率などが入ってくると思う。だから・・・
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