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激動の平成移籍史 男たちの決断

デーブ大久保が語る移籍「みんなに褒めてもらい、絶対ここで活躍してやると誓いました」

 

伊東勤という正捕手の高い壁もあり一軍半の選手だった大久保博元。だが大ファンだった巨人へのトレード移籍により、豪快な打撃と陽気なキャラクターで人気者となっていった。

トレード後、代打出場で遊飛に倒れるが、ベンチでスター選手の原がその打撃を褒めたことで一気にチームに溶け込むことができた


藤田監督の言葉に涙


 西武二軍は平成4年(92年)5月に毎年恒例の熊本遠征があり、行きつけの店の方に「また来ますねえ」と。この遠征が終わり所沢に帰ったときです。根本陸夫球団本部長からトレードの話があると聞かされました。

 相手は巨人だと。小さいころから大の巨人ファンで血液の中に「G」が流れている私です。もうソワソワしていました。翌日に根本のおやじから「(トレード相手の)中尾(中尾孝義)が渋っている。待っていろ」と。さらに翌日は「お前は(堤義明)オーナーの許可が必要な選手だから・・・

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