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激動の平成移籍史

年代別移籍事件史【2003-2018】主力の海外移籍加速、FAが生む多様なドラマ

 

あえて「事件史」とタイトルに打ったが、実際、誰もが笑顔の移籍は皆無に等しい。選手、球団、あるいはファンにとって、常に大きな衝撃が伴う。ここでは年代別に日本球界の移籍の歴史を振り返っていく。平成は厳密にいえば1989年1月8日からになるが、今回は、89年から新球団でプレーした88年(昭和63年)オフのトレードは、“平成”で括(くく)らせていただく。
※キャプションの年は西暦の移籍1年目

松井秀喜[巨人─ヤンキース03]


復帰組が導いた広島3連覇


 平成14年(2002)年、原辰徳新監督の下で日本一になった巨人だが、直後に衝撃が襲う。不動の四番・松井秀喜のメジャー移籍だ。15年(03年)ヤンキースに入団し、3年目には31本塁打、打率.305をマークした。このオフ、もっとも積極的に動いたのが、闘将・星野仙一監督の阪神だった。広島から金本知憲日本ハムから下柳剛野口寿浩中村豊、米球界から伊良部秀輝らを獲得。巨人は松井の代わりにヤクルトロベルト・ペタジーニを獲得し対抗したが、軍配は星野阪神に上がった。

 その阪神を日本シリーズで破ったのが・・・

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