平成最後の夏の甲子園を沸かせ、秋のドラフト会議でいずれも1位指名を受けた高卒野手3選手にインタビュー。まずは春夏連覇を果たした大阪桐蔭高の投打守の大黒柱で、地元(岐阜県出身)・中日に入団する根尾昂だ。プロでは「ショート1本」を宣言し、堅守を伝統とするドラゴンズで、新時代の旗手となることが期待されている。 取材・構成=坂本匠 写真=石井愛子、BBM 紅白戦、そこしかない
自他ともに認める練習の虫。ドラフト会議後は、事務的な手続きや球団行事等でプロとしての第一歩を踏み出しているが、時間を見つけてはスキルアップに余念がない。「プロのレベルを体感していないので分からないことが多い」とは言うものの、2月初旬に予定している紅白戦での“デビュー”に照準を合わせている。 ──夏の甲子園、その後の国体が終わってから、体に厚みが増したように感じられます。
根尾 大会が終わった後、一度ウエートを増やして、また最近は走り込みとトレーニングを多めにやって、絞り込んでいる……というわけではないんですが、ちょっとずつ増えた分を筋肉に変えているところです。
──理想のウエートはあるのですか。
根尾 夏の大会期間中くらいがいいのかなとは思っています(※ドラフト指名時の中日の公式発表では177センチ80キロ)。ただ、プロでやっていく中ではどれくらいがベストなのかは、やっていかないと分からないので。高校とは違って毎日試合がある中で、増減もあると思いますし、やりながらベストを見つけていければと思っています。
──現在は1月早々に始まる新人合同自主トレまでの自主トレーニングの期間ですが、甲子園以前と変わらない練習量をこなしているのですか。
根尾 本当はそうしたいんですが・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン