七色の魔球を駆使し、オリックスでの14シーズンで2ケタ勝利7度を挙げ、2014年の沢村賞を筆頭に獲得したタイトルは、数え上げればキリがない。日本球界を代表する右腕・金子弌大が2019年、北の大地に活躍の場を移す決断を下した。オリックス時代から親交のあるスポーツアンカーの田中大貴氏が、その胸に去来する想いを聞いた。 インタビュアー=田中大貴(スポーツアンカー) 構成=坂本匠 写真=石井愛子、BBM 日本ハムのオファーに驚き。甘えられない環境を選択
――まずはファイターズへの入団、おめでとうございます。移籍記者会見(12月10日)はいかがでしたか。
金子 ありがとうございます(笑)。緊張しましたね。ああいう雰囲気の記者会見は1年目の入団会見以来。しかも登壇しているのは僕(と
栗山英樹監督)だけで、何をしゃべっているか途中で分からなくなりました。
――それは珍しいですね。でも、あの景色は確かにあまりないですもんね。どういうことを伝えたいと考えて会見に臨んだのですか。
金子 まず栗山監督があいさつしてくれて、次に僕。ある程度は考えていたんです。こういうことをしゃべろうかな、と。でも、本当に全部飛んでしまって(苦笑)。あれ? 何しゃべるんだったんだっけ?と。それで結構、間を空けて話をしたんですが、変に考えてきたことではなくて、そのときに頭に思い浮かんだことをしゃべれたという点では、それはそれで良かったかなと思います。会見で伝えたかったのは・・・
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