新助っ人編のスタートは、国内移籍でもある、この男から。北海道を飛び出し千葉は幕張に降り立つ“スシボーイ”だ。NPBでの4年間で131本塁打の大砲は、長打力不足にあえぐカモメ打線にとって、まさに救世主となる存在だ。 取材・構成=杉浦多夢、写真=高塩隆、BBM 求められるホームラン
2019年の石垣島には、弾ける笑顔の“スシボーイ”の姿があった。4年を過ごした北海道の地に別れを告げ、破壊力不足に悩むカモメ打線の切り札として千葉・幕張の地に降り立つレアード。自らに求められる役割は分かっている。 ──石垣島キャンプとチームの雰囲気はいかがですか。
レアード 石垣島はいい場所だからね。いいチームメートたちが僕のことをすごく歓迎してくれて、すんなりとチームの中に入れたよ。ZOZOマリンではたくさん試合をして、マリーンズの熱狂的なファンは敵チームながらすごいなって感じでいたから、その熱狂的なファンの前でプレーできるというのはとても楽しみだね。
──4年間を過ごした
日本ハムと北海道を離れるというのは簡単な決断ではなかったと思います。
レアード 4年間を過ごしたチームを離れるという意味ではすごく寂しいというか……簡単な決断じゃなかった。でも、またこれから新たに千葉で過ごすことができるということ、新たなチームメートや監督たちとの出会いを大切にして、しっかりとした野球をやっていきたいね。
──千葉は海に囲まれていて、北海道に負けず劣らず寿司がおいしいのではないかと思うのですが。
レアード 言っただろう、千葉にはよく来ていたから寿司がおいしいところもよく知っているんだ! 僕自身もZOZOマリンでたくさんたくさんホームランを打って、たくさん寿司(寿司ポーズ)を作っていきたいと思う。
──ところが日本ハムの担当記者から、あなたが寿司以上に焼き肉に心惹かれていると聞きました……。
レアード 確かに焼き肉はいつもエンジョイしているよ。石垣島は石垣牛が有名だから心惹かれるし、キャンプでも焼き肉をおいしくいただいている(笑)。自分の中でのベスト3フードは寿司、焼き鳥、そして焼き肉だからね。日本食の中ではその3つが大好きだよ。
──すみません、野球の話に戻ります。マリーンズは昨季、チーム本塁打がわずか78本でした。客観的に
ロッテ打線をどう見ていましたか。
レアード 78本という数を聞くと、やはり・・・
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