2011年、東日本大震災。多くの命を奪った大惨事からの復興の象徴でもあった。2013年、東北を本拠地とする楽天が球団創設以来、初の優勝&日本一。地元仙台で日本一を決めた試合のラストイニングは伝説となっている。 160球の翌日に
降りしきる雨の中、仙台の夜空に楽天・
星野仙一監督が舞った。「東北の子どもたち、全国の子どもたちに勇気を与えた選手たちをほめてやってください!」。指揮官は泣いていた。就任直後に起こった2011年の東日本大震災から3年目。「被災者の方々のためにも、日本一になって勇気づけるしかないと思ってやってきた。ほんの少しでも、スズメの涙でも癒やしになってくれれば」。
第5戦で王手をかけた後、舞台はKスタ宮城へ。楽天はシーズン、24勝無敗の
田中将大の先発で決めにきたが、2対4で敗れた。田中は160球の完投負け。「正直、嫌な感じがした」と星野監督。百戦錬磨の闘将は短期決戦で大事な流れが
巨人に傾くことを心配した。
しかし犬鷲の選手は・・・
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