今季、新型コロナ禍の影響で120試合に短縮された。それでも各部門のタイトル争いは想像以上のハイレベルだ。ここでは、ライバル同士のし烈な戦いや、過去の偉業を達成した選手に挑む男たちに迫る。 ※成績はすべて9月27日現在 2002年松井秀喜に挑む 巨人・岡本和真 四番の責任感でタイトル獲得へ
短縮された今季の120試合で換算しても、40本塁打超、120打点超の驚異的なペースで数字を積み上げていた8月上旬、初タイトルについて問われた岡本和真の回答は、予想のつくものだった。
「特に意識はしていないです。目の前の1打席を大事にしたい」
謙虚をつくろうタイプではない。おそらく、本気でそう思っている。とはいえ、欲がないわけでもない。それは特にチームの勝敗を左右するような重要な局面での、異様なまでの勝負強さ、得点圏打率.373、9月は.556の好成績に表れている。
9月27日現在で、いわゆる殊勲安打(先制、同点、勝越、逆転)が20本(うち本塁打は9本)あり、16試合でチームを勝利に導いているのだが・・・
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