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2020年プロ野球ペナントレース総括

公式戦出場全選手レコード付き西武・2020年ペナントレース総括 低調に終わった攻撃陣、先発陣。盤石を誇った救援陣の力でAクラス入り

 

19年、首位打者を獲得し、MVPに輝いて連覇に貢献した森だが20年は攻守に苦しんだ1年となった


投手力 PITCHING REVIEW


 2020年もチーム防御率は4.28に終わり、3年連続リーグ最下位に沈んだ。特に苦しんだのは先発陣だった。19年は貯金11を稼いだニールが20年は6勝8敗と安定感を欠き、期待された今井達也松本航本田圭佑ら若手右腕も成長した姿を見せることができなかった。先発陣のチーム防御率はリーグ最下位の4.87で19年の4.64より悪化。平均投球回数も19年の5.66回より短くなり、リーグ最少の5.10回と苦しい投球に終始した。

 一方、リリーフ陣は奮闘。チーム防御率はリーグ3位の3.46だが、勝ちパターンを担った森脇亮介平良海馬増田達至は好成績を挙げた。3人で計148回2/3を投げ、自責点29だから、防御率1.76の計算になる。9月中旬に2位・ロッテとは最大9ゲーム差をつけられていたが、そこからシーズン最終盤に熾烈な2位争いを繰り広げた。追い上げの大きな要因となったのは、1点勝負を勝ち切る強固な「勝利の方程式」を築くことができたからなのは間違いない。

攻撃力 HITTING REVIEW


 2019年は得点圏打率.275を記録し・・・

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