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2021年シーズン展望

12球団最速戦力分析・阪神 スアレス残留が優勝のカギ 守備力向上で16年ぶりVへ

 

2021年のペナントレースは、セ・パともに3月26日に幕を開ける。コロナ禍で揺れた20年だったが21年こそは球場に歓声が戻ることを信じて――。どこよりも早く、12球団戦力分析をお届けする。

スアレスの残留いかんでは抑えに起用される可能性のある藤浪。彼の起用法が21年の阪神のカギを握る


 投手陣は藤浪晋太郎が先発に入るのか、リリーバーとなるのかによって陣容が大きく変わる。スアレスがメジャー移籍も視野に入れたことで自由契約に。阪神と再契約となれば中継ぎ&抑えは安泰。岩崎優エドワーズ、そしてスアレスという勝ちパターンも出来上がる。

 藤浪も先発に専念でき、西勇輝秋山拓巳青柳晃洋高橋遥人と軸になる先発陣がしっかりと固まるのだ。ここに岩貞祐太岩田稔などの左腕が入れば、左右のバランスの取れたリーグ屈指の先発陣となる。さらにJR東日本からドラフト2位で入団した即戦力左腕の伊藤将司が入ってくるようだと厚みを増す。

 中継ぎ陣はソフトバンクを自由契約になった加治屋蓮を獲得。19年は右肩痛に苦しめられ、20年は選手層の厚い中で一軍では力を発揮できなかったが、18年には72試合に登板して実績もあり、20年は二軍で防御率1.69の好成績を収めた。勝ちパターンでの起用ができれば中継ぎ陣は強力となる。

 だがやはり・・・

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