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キャンプマル秘裏話
オリックス・鈴木昂平が正遊撃手へ猛アピール

 

@宮崎県・SOKKENスタジアム、取材・文=鶴田成秀、写真=佐藤真一

中島[右から2人目]を筆頭に大城[左から2人目]、吉田雄[右]とライバルは多数。開幕遊撃手の座は誰に?



「もちろん、あります!」

 レギュラー獲得の自信はあるかと問うと、勢いよく即答した。声の主は三菱重工名古屋からドラフト7位で入団したルーキーの鈴木昂平だ。

 華麗なグラブさばきと、安定したスローイングを誇る高い守備力は、アマチュア時代からスカウトたちに「すぐにプロで通用する」と言われたほど。その最大の武器である守備が、いきなり好機を呼んでいる。正遊撃手・安達了一が潰瘍性大腸炎で緊急入院し、今キャンプは一軍に抜てきされた。

「チャンスだと思っていますし、それなりに期待されていると思うから一軍に呼んでもらえたと思っています。もう必死でやるだけです」

ドラフト7位ルーキーの鈴木昂。サバイバルマッチを勝ち抜き、レギュラー獲得を狙う



 シートノックでは、中島宏之吉田雄人、ドラフト3位の大城滉二とともに遊撃の位置に入ってボールを受け、熾烈な遊撃手レースを展開。だが、現状では中島が先頭を走り、紅白戦では両軍の遊撃守備に大城、吉田雄が就くなど、3人に遅れを取っている。それでも「しがみついていきたい」と熱く語るルーキーは、全体練習では大声を張り上げ、ハツラツとプレー。全メニューを消化したあとも、「しっかり守れる土台つくりのため」とノックや捕球動作を繰り返すペッパーなど、日々欠かさず特守に励んでいる。

 雨で室内練習となった2月13日も特守を決行。この日はネットに向かってのスローイングを行い、約100球、時間にして約30分間、繰り返しボールを投げ続けた。練習熱心な性格は「とっさのプレーで絶対に生きる。体勢が崩れた場合でも、しっかり投げられるようにするためです」と、ハキハキと練習意図を話す姿が物語る。さらに、ボールを拾って片付けが終わった後も、体に覚え込ませるように、しきりに送球動作を確認。「少しでも(ほかの選手と)差をつけたい。とにかくアピールしていきたい」。堅守という武器に磨きをかけ、レギュラー獲得へ、ルーキーが闘志を燃やしている。

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