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究極のリアル連動プロ野球ゲーム「ベースボールマニア」特集・後編
山本昌の「高ポイント獲得レギュラー狙い目」と両リーグの展望とは?

 

実際のプロ野球で活躍する選手を予想し、自分だけのチームを作るスマートフォン専用ゲーム「ベースボールマニア」がついにスタート。前編ではノリノリでチームを編成してくれた“レジェンド”山本昌。今回はレギュラーの選出と、両リーグの2016年を展望してもらった。



レギュラー固定が基本
投手陣が嫌がる打者も使う


――前回は昌さんに30人のチームを編成していただきました。まさかここまで本気モードで考えてもらえるとは。

昌 こういうの大好きなんで(笑)。特に総予算とかドラフト会議のしばりがあるのがいいんですよ。無制限の金満球団なら誰でも簡単ですが、制約があって難しいのが面白いです。

――ルーキーの茂木栄五郎高山俊吉田正尚平沢大河を活用し、最終的にほぼ予算いっぱいで仕上がりました。

昌 新人たちも素晴らしい打撃力があり、レギュラーを狙えます。他では吉持亮汰小笠原慎之介も最後まで迷いました。唯一の高卒新人となった平沢にはレギュラーを掴んで球界を盛り上げて欲しいです。

――レギュラーはどうなりますか?

昌 一塁中田翔、二塁山田哲人、三塁川端慎吾、遊撃大引啓次、左翼亀井善行、中堅秋山翔吾、右翼平田良介、DHに内川聖一。捕手は森友哉で。

――昌さんが監督ならレギュラーは固定?それともくるくる変えますか?

昌 できれば固定したいですね。ただ相手投手が嫌がる打者は使いたい。野村克也監督がそうでした。本当に嫌な打者を使って来るんです。「アイツがいなくて助かった」というオーダーはまずなかったですね。それはやりたいです。



今季もセ・リーグは大混戦
課題を克服すれば抜け出す


――野手はヤクルト勢が多いですね。今季もヤクルトが中心に?

昌 セ・リーグは今年も間違いなくダンゴです。どの球団もわかりやすい課題があって、それを克服できるかどうか。あえていえば課題の数が比較的少ないのがヤクルト、巨人阪神。多いのが広島中日DeNAだとは思います。

――中日の課題とは?

昌 まず捕手をどうするか。そして抑えまでのリリーフをどう確立するか。あとは吉見一起の復活ですね。

――セは3球団が新監督を迎え、若々しい顔ぶれになりました。

昌 どの球団も明るくいいキャンプをやっていました。特にいい雰囲気だったのが金本新監督の阪神。巨人も高橋新監督のもと雰囲気が一新していました。とはいえ、昨年下位のチームであろうと、それぞれの課題さえクリアできれば、一気に優勝争いのトップに立てるというのが今季のセ・リーグだと思います。



ソフトバンクは安定
対応として西武に注目


――投手陣は先発、リリーフともソフトバンクからの選出が多くなりました。今年も盤石でしょうか?

昌 強いですね。選出した投手以外にも攝津正大隣憲司ほか優秀な投手がたくさんいます。和田毅が手術の傷も癒えて、いい状態で戻ってきたのもプラスです。野手では主軸の李大浩が抜けたのですが、その穴をまったく感じません。それくらい各ポジションの競争が激しく、戦力が充実しています。

――他の5球団で対抗になるのは?

昌 僕は西武だと思います。攻撃力は申し分ありませんからね。岸孝之を軸に、高橋光成ら先発陣が力を出せば台風の目になる。ただパ・リーグは全部強いですよ。2位だった日本ハムは、エース大谷翔平と4番中田翔がどこよりもしっかりしています。ロッテも伊東監督は人材育成、活用が上手い。オリックスは昨年補強した選手たちが今年は落ち着いてプレーできると思うので、大きく変わる可能性があります。楽天は梨田監督が秋季キャンプで投手陣に手応えを感じたのではないかと。安樂智大なのか森雄大なのか他の誰かなのかはわかりませんが。それが上位で野手ばかり指名したドラフト戦略に繋がったのだと思うんです。

――なるほど。最後に「ベースボールマニア」をプレーしてみた感想をお願いします。

昌 このゲームが流行ってくれたら、12球団すべてに注目してくれるファンが増えるでしょうね。とてもいいことです。きっとスポーツニュースを見るのが、もっとワクワクするようになるんじゃないでしょうか。僕もすでに楽しみになっていますよ(笑)。

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