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セ・パ交流戦記者会見
ゲスト選手たちがライバル宣言!ロッテ・鈴木大地はセのSB討ちに期待

 

取材・構成=吉見淳司 写真=小山真司

西武・炭谷はノムさんばりのささやき戦術!? 巨人・長野は“熱男”にライバル宣言


 2016年度「日本生命セ・パ交流戦」開幕を翌日に控えた5月30日、東京都内にて記者会見が行われた。セ・パそれぞれから代表者3名ずつが出席。互いのリーグの威信を懸けた戦いへの意気込みを語ったほか、相手リーグの注目選手を発表した。

 05年から始まった交流戦は今回が12回目。過去11年間でセ・リーグが勝ち越したのは09年のみで、パ・リーグの優勢が続いている。リーグ対抗方式となった昨季もパが61勝44敗3分と圧倒。その影響で昨年7月3日にはセの全チームが勝率5割を切る史上初の珍事が起こるなど、セの選手、ファンにとっては悔しい時期となっている。

 7年ぶりにセが雪辱を果たすのか、それともまたもパが実力を見せつけるのか。今季の交流戦は5月31日から6月19日まで行われる。全108試合の熱戦を見逃すな!

 会見に出席した選手たちの交流戦への意気込み&注目選手は以下のとおり。

ソフトバンク長谷川勇也外野手

「今年は連勝できているので、いい流れで交流戦に入れると思っています。一戦一戦自分たちの力をぶつけるだけ。昨年のチャンピオンとして、連覇を達成できるように頑張りたいです。新たなスタートを切るつもりで、しっかりセ・リーグを倒していきたい」

注目選手→巨人菅野智之投手
「いいピッチャー。順調にいけば当たると思うので、ぜひ対戦したいと思います。簡単に打つのは難しいと思うんですけど、スイスイ投げられないように、しっかりとみんなの力で崩したい。長野選手がいるので、狙うボールは内緒にしておきます」

千葉ロッテ鈴木大地内野手

「僕らが3連敗してソフトバンクに勢いをつけたまま交流戦に入らせてしまったので、セ・リーグに頑張ってもらって……本当にお願いします。交流戦前に3連敗してしまったんですが、交流戦を機にまた乗っていけるように。開幕はセ・リーグ首位の広島東洋ですけど、倒せたら勢いに乗れると思うので、明日の開幕から頑張ります」

注目選手→ヤクルト成瀬善久投手
「ライバルというよりも、一緒にプレーしていた先輩なので。今年は東京ヤクルトとQVCマリンで戦うので、対戦したい。打ちたいですね」

西武炭谷銀仁朗捕手

「セ・リーグの皆さんにはソフトバンクとロッテを抑えていただきたいと思います。(初戦の横浜DeNA戦は)交流戦のスタートとしてチームに勢いを与えるためにも全力で戦って勝ちにいきたい。カジ(梶谷)が打席に入ったら、僕はネタを持っているので、会話しながら打てなくさせてやろうかと」

注目選手→DeNA・梶谷隆幸外野手、筒香嘉智外野手
「キャッチャーとして、この2人に打たれると勢いがついてしまいますし、交流戦のスタートが横浜DeNAとなので、チームとして交流戦に勢いをつけるためにも勝ちたいですし、横浜DeNAには『今年も痛い目に遭うんか』と思わせるような戦い方をしたい」

巨人・長野久義外野手

「パ・リーグとはあまり対戦する機会はないけど、ある程度のデータは頭に入れながら、あまり頭でっかちにならないようにしたい。あまり大きいことは言えないので……福岡ソフトバンクと一緒くらいの順位に。パ・リーグは強いですけど、まずは初戦をしっかり取って、流れに乗っていけるように頑張りたいです」

注目選手→熱男
「福岡ソフトバンクの選手とは一言も言っていませんよ。パ・リーグの選手たちはみんな熱男なんで、全員がライバルです。しぶとく戦っていきたいと思います」

広島・丸佳浩外野手

「僕自身、高校野球(千葉経大付高)をQVCマリンでやっていたので非常に思い入れのある球場なんですけど、3年生のときはピッチャーをやっていてボコボコに打たれたイメージです。どの球場でもファンの方が来てくださるので、期待に応えられるように頑張っていきたいと思います。去年が勝率5割だったので、一つでも貯金ができれば」

注目選手→日本ハム大谷翔平選手
「何年か前に大谷選手から三振したときにプロで初めて160キロを投げたんですけど、その日の夜のスポーツニュースで僕が三振をしている場面ばかり流れていたので、今年は自己ベストの球速を出してもらって、それを今度は打ってニュースに取り上げられたい」

DeNA・梶谷隆幸外野手

「昨年と同様にチームがいい状態で交流戦に入るのが逆に不安ですね。去年は3勝しかしていないので、今年は五分から勝ち越しに持っていけるように頑張ります。最低でも9勝はしたいですね。いい流れがあるのでそのままの勢いで今年はいきたいと思います。昨年コテンパンにされたので、何とかやり返したい。炭谷さん、明日、いきますよ」

注目選手→楽天福山博之投手
「個人的なんですけど、地元(島根県)が昔から一緒で、身近で野球をやっていました。島根県はプロ野球選手が少ないので、僕らが頑張って、子どもたちに『俺らもできるんだ』と思ってもらえるように頑張りたい」
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