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タイトルホルダー裏の裏

2016年パ・リーグ本塁打王 日本ハム・レアード 史上初!すべて六番以下の打順のHRで決めた本塁打王

 

今回はパのホームラン王編。ポストシーズンでも活躍し、3本塁打を放った日本シリーズでMVPとなったレアードが戴冠だ。

優勝決定試合。唯一の得点となるソロ本塁打を放ったのもレアードだった


 寿司パフォーマンスでも人気の陽気な助っ人大砲だ。1年目の昨年は、前半戦大不振も7月以降ホームランを量産。打率.231ながら34本塁打、97打点で今季の契約を勝ち取った。

 結果的には、この1年目で日本ハム栗山英樹監督はレアードの性格を“つかんだ”。日本シリーズの活躍を例に挙げるまでもなく、決してチャンスに弱いタイプではないのだが、やや入れ込み過ぎで空回りすることもあるレアードを、できるだけ重圧のかからぬ打順で起用したのが、ズバリはまった。いくら打っても、四番の中田翔が不振で苦しんでも、打順は六、七番。五番の起用もほとんどなかった。

 実際、数字も顕著だ。四番以上の起用はなく、五番起用は10試合ながら打率.122のホームラン0。一方、六番なら打率.261の21本塁打、七番は打率.293の17本塁打。八番は試合数が少なく1本塁打ながら、打率.375となっている。

 つまりホームランは、すべて打順六番以下。これは史上初の超レアケースだ。これはレアードというより・・・

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