週刊ベースボールONLINE

2016秋季キャンプリポート
ヤクルト・来季の中心選手候補と若手の強化でチームの底力アップ

 

日本ハムの日本一で2016年シーズンが終了。17年のチャンピオンになるべく各チーム、若手を中心にレベルアップを図る秋季キャンプを送った。今回は、その中から編集部が注目した5球団の秋季キャンプリポートをお届けする。各チームとも若手の底上げはできたのか!

日程&球場
11月7日(月)〜21日(月)
愛媛県松山市・坊っちゃんスタジアム

秋季キャンプの目的
1.細かい技術の習得
2.筋力アップ、体の追い込み

正捕手の座を狙う西田は、ロングティーで長打力を見せつけた


技術向上でレベルアップ


 今年のキャンプには「若いだけでは連れて行かない」と話していた真中満監督は、若手中心ながら、来季一軍での活躍を期待する選手を中心にメンバーを選んだ。そのため、メニューも細かい技術面でのレベルアップを図るものが多い。今季5位低迷の最大の要因になった投手陣には、コースへ投げ切ることを徹底させた。右打者の外角低め、高め、インコース低め、高めと1球ずつ投げさせたり、クイックで低めのみ、など細かなメニューの投げ込みを繰り返した。

 特に多く取り入れたのはクイック。クイックになった途端に球威が落ちたり、コースに行かなくなる投手が多い。そこで1日の投げ込みをクイックのみにさせる日もあったほどだ。小川泰弘は「質が落ちない投げ方をつかめてきたので精度を上げていければ。(クイックでは)1.2秒は切っておきたい。その中で原点にコントロールできれば」と、タイムを計りスピードへの意識も怠らなかった。

 一方の野手陣は・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング