週刊ベースボールONLINE

特別インタビュー

阪神・糸井嘉男インタビュー 最大目標は御堂筋パレード!

 

今オフ、オリックスからFA権を行使し11月21日に阪神と契約合意した糸井嘉男金本知憲監督の「初めての恋人」という熱烈なラブコールに応えた。会見では「トップ(日本一)に立つために、監督を胴上げするためにチームに貢献したい」と強い決意を語った。そして今回、自主トレ中に行った本誌インタビューで、ジョークを交えながらも今季へ懸ける思いと最大の目標を明かしてくれた。
取材・構成=椎屋博幸、写真=毛受亮介(インタビュー)、BBM


「3割20本以上」も目標だがその前に出塁を優先


金本阪神の2年目は、昨年から継続となる若手を育てながら“勝つ”ことが求められている。そこに大きなプラスアルファとして打率.306、17本塁打、70打点、53盗塁(2016年成績)で盗塁王にも輝いた糸井が入団した。金本監督が「優勝」のために描くシナリオが出来上がりつつある。一方、糸井もそのシナリオを仕上げるため、自分の野球の質を高めていく。初めてプレーするセ・リーグで不安があると言うが、一方でそんな自分に期待しながら頂点を目指す。

「初めての恋人」と金本監督[右]から熱烈なラブコールを送られた糸井。会見では「監督を胴上げする」と堂々の宣言をした


──突然ですが、パ・リーグ一筋できた糸井選手は、セ・リーグの野球に対しどういうイメージをお持ちでしょうか。

糸井 う〜〜ん、1点を争う野球が多いというイメージですね。今年はセのピッチャーとは、ほぼほぼ初対戦になるので、ビデオなどでしっかり対策を立てます。

──またセ・リーグで言えば、日本ハム時代の同僚・陽岱鋼選手も巨人へ入団が決まりました。

糸井 決まりましたねえ!でも僕は3カ月前から知ってたんですよ……ウソですよ、ハハハハ。岱鋼とは、お互いセ・リーグになり、分からないことも多く不安だけど頑張ろう!って話はしました。チームはちゃいますけど、会える機会もあるので楽しみです。

──やはりセ・リーグに移籍することへの不安はあるのでしょうか。

糸井 不安も期待も両方ともある、という言い方が正しいですね。

──オリックスへ移ったとき(2013年)とは感じは違いますよね。

糸井 あのときはホンマ、キャンプイン1週間前くらいに決まったトレードだったので、気持ちの準備も何もないまま飛び込んだいう感じやったんです。どちらかというと戸惑いが多かったですね。

──今回は自分で決断した移籍です。

糸井 はい。自分で選ぶ権利をもらったので、阪神へ行かせていただくという感じですし、今まで以上に厳しく練習に取り組んでいます。

──FAを取得し行使することを明言した後は、いろいろと悩まれたのでは。

糸井 おかげさまで複数の球団からオファーをもらっていましたので、うれしい悩みでした。その中で阪神を選択させてもらい、余計に「やらなあかんな」と思っているんです。

──阪神に決めるまでは時間はそうかからなかった。

糸井 いやいや!そんなことはないですよ。ただ・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング