2月8日、
DeNAの宜野湾キャンプ。バットを持ってブルペンに登場したのは
筒香嘉智だった。頭にはヘルメット、バッティンググローブとレガースも着用した“フル装備”だ。ハマの四番は、ネット裏からしばらく投手陣のピッチングを観察したあと、おもむろに
井納翔一が投げるレーンのバッターボックスに立った。フリー打撃では体感できない、一線級投手のボールを見極め、目を慣らすのが狙いだ。
1球1球、タイミングを取り、ストライクゾーンを確認しながら46球。途中、井納からインコースを攻められ、のけぞる場面もあったが「めっちゃいい球でした」と苦笑いし、ブルペンを後にした。2月23日からはチームを離れ、宮崎での侍ジャパン強化合宿に合流する。WBCを目前に控え、筒香の調整ペースがあがってきた。(DB担T)
写真=小山真司