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井川慶(兵庫ブルーサンダーズ・BFL)インタビュー 年俸ゼロ、練習生契約──それでも独立Lを選んだ理由

 

15年限りでオリックスを退団していた井川が独立リーグ、ベースボールファーストリーグ(BFL)の兵庫ブルーサンダーズと選手練習生契約を結んだ。阪神では左腕エースとして03年には沢村賞、MVPを獲得。その後、メジャーでの夢を追い海を渡った男が、現在の置かれた状況、今後の展望、心境を語ってくれた。
取材・構成=中川路里香、写真=石井愛子


オリックス退団後、兵庫入団までの経緯


阪神、MLBヤンキースなどで活躍した井川慶が、2年ぶりにユニフォームへ袖を通す。昨年2月から練習に参加していた独立リーグ、BFLの兵庫ブルーサンダーズに、12月15日、練習生として入団。かつてシーズン20勝を挙げ、沢村賞を受賞した大投手が再起をかけ、新たな挑戦を始めている。

──昨年12月22日の兵庫ブルーサンダーズ入団会見では、多くのマスコミ陣が集まりました。久しぶりに公の場でユニフォーム姿を披露した感想はいかがですか。

井川 ありがたいですよね。気にしてくださっていたんだなって。会見後は周りの反響も大きかったです。(会見報道を)意外と見ていただいたのか、会う人、会う人に『入団したんだね』と言われました。

──注目されていることにプレッシャーは感じませんか。

井川 やっていることは昨年も今年も同じなんで、気持ちはさほど変わりません。むしろBFLが盛り上がってくれればうれしいです。そのために投げられる体を作らなければと思います。試合で投げないと始まらないですから。早く投げたいですね。

──練習生での入団というので驚いています。

井川 支配下登録数が決まっている中で、まだ100%の状態でなく・・・

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