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優勝へ、この課題をクリアせよ!

楽天 岸孝之、細川亨加入の効果が若手投手陣に波及するか

 

秋に有終の美を飾るために――。現在、選手たちは春季キャンプで日々汗を流している。選手のレベルアップはもちろん、栄冠を手に入れるためには、チームにある課題をクリアしなければいけない。果たして各球団、優勝への障壁は何か?そして、それを打ち破ることができるのか。今特集で12球団の優勝への最大課題を取り上げ、それに対して球団がどのような取り組みをしているのか見ていこう。
※「課題クリア難易度」は実際にその課題をキャンプ中に克服する難しさを表す。100に近づくほど、その難度は高くなる。

Vへの最大ポイント・先発投手陣 課題クリア難易度80


5年目左腕の森[左]。昨秋のメキシコ修行で手にした収穫を有効に使いたい/写真=神山陽平


■昨季の3本柱で貯金をいくつ作れるか

 2016年先発3本柱の勝ち星は則本昂大の「11」、美馬学の「9」、塩見貴洋の「8」。この3人の合計勝利数は「28」だが、負け数がそれぞれ「11」、「9」、「10」と、チームに貯金をもたらすことができなかった。先発投手陣の再編成こそが、13年以来4年ぶりのリーグ優勝を目指す上では不可欠となる。ただし、この年の優勝は、田中将大(現ヤンキース)が24勝0敗という完全無欠の成績を残したことで生まれたものだった。そんな大エースがいない今、投手陣が束になってコツコツと貯金を積み上げていくしかない。

 エースの則本はWBC出場を控えているため、早めの仕上がりとなっている。本番では先発、中継ぎとしての役割が期待されており、良い流れでシーズンに突入したい。

 則本に次ぐ白星を挙げた美馬は・・・

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