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背番号特集・受け継がれる魂

2017年版 背番号変更選手一覧

 

変更を力にして



 日本ハムの谷元圭介が入団から8年間背負ってきた「48」から「22」に変更となった。2016年には58試合に登板して28ホールド。ときにはロングリリーフもこなし、日本一の胴上げ投手にもなった。この功績が認められた形だ。「本当に身の引き締まる思いです」。そう語るのには理由がある。この番号は加藤俊夫田村藤夫鶴岡慎也と捕手が背負うことが多かったが、投手では04年に最優秀中継ぎ投手に輝いた建山義紀も着けている。「先輩方に恥じない成績が残せるよう、重みを感じながらしっかりマウンドに立ちたい」と意気込んだ。

 背番号は選手としての“格”を表すもの。あえて数字を大きくすることで、選手の奮起を促す球団もある。今季、2人の元ドラフト1位投手が、その試練を与えられた。


 1人はヤクルト14年ドラフト1位右腕の杉浦稔大。背番号「18」が与えられ、1年目から先発ローテーション入りを期待された。しかし右ヒジ故障に悩まされる日々が続き、2勝、1勝、3勝と3年で計6勝。昨オフ、「18」を同じドラフト1位の寺島成輝に譲り、自らは「58」に。「1年間一軍の戦力でいることが最低限の目標。この悔しさをぶつけたい」と復活を誓っている。


 そしてもう1人は巨人の16年ドラフト1位、桜井俊貴。日本ハムから吉川光夫が移籍してきたことに伴い、わずか1年で「21」を明け渡し、「36」で再スタートを切る。昨季は開幕ローテ入りを果たすも、初登板は5回途中4失点で敗戦投手に。その後は右ヒジを痛めたこともあり、一軍昇格なしに終わった。「活躍して取り戻すつもりでやりたい」。2年目にして背水の覚悟が見て取れた。

■位置 選手名 背番号 旧⇒新
※移籍選手は除く

日本ハム
斎藤佑樹 18 ⇒ 1
岡大海 31 ⇒ 18
投 谷元圭介 48 ⇒ 22

ソフトバンク
松田宣浩 5 ⇒ 3
川島慶三 35 ⇒ 4
明石健志 36 ⇒ 8
牧原大成 69 ⇒ 36

ロッテ
荻野貴司 4 ⇒ 0
角中勝也 61 ⇒ 3
中村奨吾 23 ⇒ 8
田村龍弘 45 ⇒ 22
大嶺祐太 11 ⇒ 30
高濱卓也 00 ⇒ 32
伊志嶺翔大 5 ⇒ 38

西武
浅村栄斗 32 ⇒ 3
永江恭平 59 ⇒ 32

楽天
岡島豪郎 27 ⇒ 4
塩見貴洋 11 ⇒ 17
アマダー 42 ⇒ 49
外 ペゲーロ 71 ⇒ 54

オリックス
西野真弘 39 ⇒ 5
塚原頌平 59 ⇒ 28
園部聡 00 ⇒ 44
佐野皓大 12 ⇒ 64

広島
中田廉 34 ⇒ 26
磯村嘉孝 61 ⇒ 40

巨人
脇谷亮太 2 ⇒ 12
投 桜井俊貴 21 ⇒ 36
藤村大介 0 ⇒ 57
中井大介 36 ⇒ 61
和田恋 61 ⇒ 67
河野元貴 53 ⇒ 94
鬼屋敷正人 64 ⇒ 95

DeNA
柿田裕太 13 ⇒ 91

阪神
上本博紀 4 ⇒ 00
西岡剛 7 ⇒ 5
藤川球児 18 ⇒ 22
秋山拓巳 27 ⇒ 46
小宮山慎二 39 ⇒ 59

ヤクルト
荒木貴裕 24 ⇒ 10
投 杉浦稔大 18 ⇒ 58

中日
三ツ間卓也 206 ⇒ 43
岸本淳希 202 ⇒ 59
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