週刊ベースボールONLINE

2017激闘ペナントレース CLOSE-UP

熱パ注意報発令中!オリックス・屈辱を糧に、いざ逆襲の時へ!

 

※成績は4月9日現在

西勇輝[写真左]が4月9日の日本ハム戦で12球団最速の完封勝利。チームは5連勝を飾った


理想の戦いで2年ぶり5連勝


 逆襲の時へ。開幕こそ楽天に3連敗も、西武、日本ハムを相手に5連勝で一気に巻き返しに成功。2014年10月7日以来の貯金をつくり、反攻の気配が漂っている。“勢い”で片付けられない戦いぶりだ。5勝すべてで先発投手に白星が付き、連勝中の5試合での失点は6。防御率は1.20と安定したゲーム運び。打っては新助っ人・ロメロが4日の西武戦[メットライフ]から4試合連続本塁打を放つなど、5勝のうち4勝が先行逃げ切り。投打がかみ合い、試合の主導権を渡さず勝利をつかみ取っている。

 今春キャンプから再度徹底させ、福良淳一監督が掲げる“スキのない野球”の浸透ぶりも大きい。連勝中の5試合での犠打数は9。唯一、先取点を奪われた4日の西武戦では2点ビハインドの3回に無死二塁から若月健矢が犠打を成功させて後続で同点に。翌5日の同戦では、ロメロのソロ本塁打で先制後に、駿太が中犠飛を放って追加点を奪取。9日の日本ハム戦[京セラドーム]の5回には、駿太の中前打で一走・若月が迷わず三塁を陥れ、好機を拡大。先制打を呼び込んだ。中島宏之小谷野栄一安達了一のバットが本調子ではない中で、出場選手が打順、試合展開に応じてきっちり“仕事”をこなしているからこその好結果だ。

 細かなプレーを抜かりなくできるのは勝利に飢えているからこそ。屈辱にまみれた過去2年・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング