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2017交流戦 話題の焦点

オリックス・助っ人パワーで急上昇。交流戦から再進撃へ!

 

※成績・記録は6月11日時点

6月9日の中日戦[京セラドーム]でマレーロが逆転アーチも、本塁ベースを踏み忘れて“珍三塁打”に。それでも延長10回にロメロがサヨナラ本塁打で“指”でホームイン[写真]。両助っ人がチームを勢いに乗せている


 球団ワーストタイの月間19敗(6勝)から一転した戦いを見せている。象徴しているのが逆転での勝利数。6月11日までに挙げた交流戦9勝のうち、実に7勝が逆転でつかんだものだ。5月は連打で塁をにぎわすも残塁の山で、先取点を奪われると反攻できずに敗戦を重ねたが、それを払拭している。

 一変した打線──。それを支えるのがロメロだ。左ヒザの故障から復帰した交流戦初戦の5月30日のヤクルト戦[京セラドーム]から四番に座ると、打線がつながりを取り戻した。4月の好調時も支えた助っ人の復帰も大きいが、加えて5月30日に右の大砲・マレーロを緊急補強したのも功を奏している。6月9日に一軍登録されると一番で即スタメン出場し、フェンスオーバーの“一発”も、本塁を踏み忘れるという“三塁打”。翌日には、しっかり来日1号を放つなど、打線は厚みを増した。

 破壊力ある打線を形成し、上昇気流に乗るチームだが、ナインの意識は、あくまで“つなぎ”。指揮を執る福良淳一監督は、こう語っている。

「バントを一発で決めるなど、みんなで、つないでいるのが大きい」

 打線の“軸”が明確となった際の得点能力は群を抜く(詳細は下の表参照)。“つなぎ”の意識が、より明確になった証しだろう。

 一方、低迷した5月が生んだ新戦力の台頭も忘れてはならない。ロメロの離脱で空いた外野の一角に、高卒5年目の武田健吾が割って入ると・・・

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