日米通算21年目の球界最年長野手が、現役生活に終止符を打つ決断を明かした。突然とも言えるシーズン半ばでの引退表明。そこには今年で43歳を迎える井口資仁の、熱い思いが込められていた。 写真=ワンダン・ダワー 「今シーズン限りで、ユニフォームを脱ぐことを報告させていただきます」
6月20日、急きょ開かれた会見で、井口資仁は自らの決断を口にした。誰もが驚いたシーズン半ばでの引退表明。「(2013年に)日米通算2000安打を打ってから、自分の引き際を考えていた。昨季が終わり、もう1年やってから終わろうという気持ちになった」。昨オフの契約更改の席で、「あと1年だけやらせてください」と球団に伝えていた。
本人は開幕前に発表をしたいと考えていたが、オープン戦でのチームの好調を受け、「流れを止めるのはやめよう」と思いとどまった。
「早く発表したかった。お世話になった方々、多くのファンに(最後の)ユニフォーム姿を見てもらいたかった」。唐突にも思えたタイミングでの発表も・・・
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