交流戦も終わり、リーグ戦が再開。歓喜の瞬間までは今後もひと波乱もふた波乱もありそう。高校野球も聖地・甲子園をかけた熾烈な地方大会が、7月から本格的に始まります。これからの時期はこれまで以上に球界が熱くて、暑い！夏の野球をより一層楽しむための“視点“を提案いたします。
取材・構成=菊池仁志、菅原梨恵、写真=窪田亮

データで楽しむ！

　ひと昔前とは異なり、いまや野球におけるデータはあふれていて、投手・打者の対戦成績や投手の球種別投球割合、打者のコース別打撃成績などインターネットで検索すれば簡単に調べることができるようになりました。週ベでもセイバーメトリクスを用いて5月1日号では広島・菊池涼介選手(→菊池涼介をセイバーメトリクスで徹底解析)、6月26日号ではソフトバンク・今宮健太選手の守備を解析(→セイバーメトリクスで徹底解析！「遊撃手」守備力診断)。どれだけチームに貢献しているかを数値や図で示しています。既存データだけでなく、自分なりにデータを収集してみるのもオススメ！　スコアを付けながら各選手の傾向をまとめてみれば、まるで気分は球団スコアラー!?

クローズアップで楽しむ！

　ときには試合全体ではなく、ある部分に着目して見てみると違った面白さがあったりします。例えばいまや週ベでも恒例企画となった『投手の変化球の握り』(→千賀滉大の変化球レッスン！)。同じ球種でも若干(中にはだいぶの場合も)握りが異なるので、見比べれば見比べるほど奥深い。実際に試してみたくもなります。そのほかベンチのサイン、盗塁のタイミングの取り方など、ここ！　というポイントを絞って集中して見てみると、新たな発見があるはず。オススメは、雨などで中断しているときのベンチの様子。チームカラーが如実に表れていて面白いです。


　ということで、いつもとは違う角度から野球中継を楽しもう！

　という番組が、6月9日(金)に放送されたNHK BS1で放送された『ゆる〜く深く！プロ野球』です！

　担当者によると「ふだんの野球中継では『見れない・聞けない』あんなこと、こんなことにゆる〜く深くこだわりぬき、球場ならではの楽しみ方など、マニアックな情報満載でお送りする番組」とのこと。もう興味津々！　収録現場にお邪魔してきました！


　この日の中継は『ロッテ対ヤクルト[ZOZOマリン]』。ここで試合開始前に登場したのが・・・