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熱パV戦線クローズアップ

最強楽天はこのまま逃げ切るのか!

 

オールスター明けもパの2強争いが熱い。首位楽天、2位ソフトバンクとも勝ち星を重ね、ゲーム差は球宴前と同じ1.5のまま。7月25日からの直接対決3連戦で楽天が一気に差をつけるのか、それともソフトバンクが逆転するのか……。
※記録は7月24日現在

22日のオリックス戦[Koboパーク宮城]で3打席連続弾を放った楽天・アマダー[中央]が23日の同カードでサヨナラ弾/写真=高塩隆


激化する2強のデッドヒート


「ウノ(1)、ドス(2)、トレス(3)」。一瞬だが、いつもはあまり表情を変えないアマダーの目が少し緩んだ後、「バーン!」。NPB史上最重量135キロの巨漢が、移籍後初勝利を挙げた久保裕也とともに大きく右手を上げると、Koboパーク宮城のファンが笑顔で大歓声を送った。

 前日、7月22日のお立ち台では、トレスの後、「クアトロ(4)」と言ってずっこけさせたが、この日は、お約束のフレーズのスペイン語バージョンをしっかり決めた。前半戦は不振に苦しみ、6月には登録抹消もあった2年目の助っ人ながら、連夜の「あまちゃん劇場」で東北のファンのハートをがっちりつかんだようだ。

 21日から本拠地にオリックスを迎えた3連戦は、まさに“楽天祭”となった。まず21日、6回を終えてオリックスに1対3とリードを許すも、7、8回で1点ずつを奪い、同点。さらに10回裏、二死二塁から島内宏明がサヨナラ打で勝利し、10回表を抑えた福山博之が今季無傷の6勝目を挙げた。前日の20日は札幌ドームでの日本ハム戦だったが、開幕から36試合連続無失点の福山が8回、レアードに同点3ランを浴び、延長11回でサヨナラ負けとなっていただけに、大きい1勝となった。

 接戦が続く。翌22日はアマダーの3打席連続本塁打を含む4安打5打点があって、8対7の勝利。23日も0対2の劣勢から8回裏、島内が同点2ラン、9回裏、先頭のアマダーがライトスタンドにサヨナラ弾で決めた。81試合目にして球団史上初の貯金30だ。

 2位のソフトバンクがロッテに敗れたことでゲーム差は1.5となったが・・・

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