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球団59年ぶりの13連勝!西武が混パ演出へ

 

安定感抜群の菊池を中心に先発陣が好調な西武/写真=内田孝治


 西武13連勝の快進撃は先発陣の踏ん張りが大きい。13戦で先発に白星がついたのが12戦。大黒柱の岸孝之が昨オフにFAで楽天に移籍し、先発のコマ不足が懸念されたが下馬評を覆した。菊池雄星、ウルフ、多和田真三郎十亀剣野上亮磨岡本洋介とローテーションの陣容がきっちり固まっている。

 特に菊池はエースとして抜群の安定感でチームを引っ張る。3日の楽天戦[メットライフ]で日本人左腕最速の158キロを計測し、8回1失点の快投でリーグトップの11勝目。力みの抜けた投球フォームから課題の制球難で崩れることもなくなった。土肥義弘投手コーチは「いいバランスで投げられている。スピードだけじゃない。球にキレもあるし、今年は簡単に崩れない」と太鼓判を押す。

 後半戦に入り、調子を上げてきた多和田の存在も大きい。右のエースと期待されながら6月まで右肩の違和感などで未勝利だったが7月は3勝0敗、防御率1.35。二軍調整中に潮崎哲也二軍監督から130キロ近い高速スライダーを教わり、緩急をつけた2種類のスライダーで打者を翻弄する。連勝が止まった5日のソフトバンク戦[メットライフ]は5回途中6失点KOを食らったが、「前半戦は何もしていないので結果を出さないと」と言葉に力を込める。

「味方で良かった」と投手陣が口をそろえる強力打線の援護射撃も大きい。下位を打つ外崎修汰金子侑司も打撃好調でどこからでも得点が奪える。5日のソフトバンク戦でも・・・

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