開幕から歴史的な低空飛行を続けているロッテ。8月13日、ついに指揮官・伊東勤が今季限りでその座を退くことを口にした。唐突であると同時に必然でもあった辞意の表明。その決断に至るまでの流れを追いながら、いまだ不透明なロッテの今後を展望していく。 写真=内田孝治、BBM ※記録は7月30日現在 覚悟を決めていた“責任”の二文字
突然の表明だった。8月13日、ZOZOマリンでの試合前練習を終えた伊東勤監督が報道陣の前に立った。それは日々の光景だ。しかし、口から出た言葉は、いつものような前日の試合の振り返りやその日の試合についてではなかった。穏やかな口調で、自ら切り出した。
「報道されていて間違った方向にいっているので、ここではっきりと話をしておきます。仙台に行ったときに、球団の上の人間と食事をして、今季限りでユニフォームを脱がせてくれと伝えました。理由は成績が思わしくないこと。これだけ歴史的に負け続けていて、応援してくれている人たち、ファンの人たちを失望させたのは自分の責任です」
今季は開幕から低迷が続き、屈辱的な数字も並んだ。特に苦しんだのが・・・
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