金本知憲監督直々の要望で、ドラフト1位指名された大山悠輔。掛布雅之二軍監督は「性格も含め、将来のチーム顔となる選手に一番近い存在。雰囲気もある」と太鼓判を押す。開幕当初は二軍生活が続いたが、力を蓄え6月に一軍昇格。さまざまな場面で起用されながら、徐々に、首脳陣の期待どおりの活躍を見せ始めている。 取材・構成=椎屋博幸、写真=前島進(インタビュー)、BBM ※記録は8月19日現在 自己管理も仕事のひとつ
春季キャンプは一軍帯同も、開幕は二軍で迎えた。しかしこれは球団の育成プランにそったもの。大山もそれを理解し、一軍で活躍できる体力と技術を身につけていった。そして6月23日に一軍デビューを迎えた。 ──開幕は二軍で迎えることになりました。
大山 もちろん開幕一軍に入れなかった悔しさはありました。しかし、これからしっかり活躍するための下地作りというか、体力作りなどの期間をいただけたのだ、と思いました。そういうふうにプラスに考えて、この期間をムダにしないように練習をしていました。
──6月に一軍に昇格したときの気持ちはいかがでしたか。
大山 緊張するよりも、まず自分が与えられた仕事をしっかりやらないといけないな、と思いました。チームの勝利のために頑張ろうと。
──現在、一軍に上がってから約2カ月。当然夏場となり、疲れは出てくると思います。
大山 疲れが出るのは当たり前のことだと思っています。そのせいでパフォーマンスが落ちたというのは言い訳にはならないです。疲れている中で、どう成績を残していくのかのほうが大事だと思っています。なので「自己管理」も重要な仕事のひとつとして考えています。
──昨年までの学生時代とは体調管理の面で、プロとは大きな違いはあるのでしょうか。
大山 プロの場合は「時間の流れ」というのが・・・
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