取材=吉見淳司、写真=小山真司 第1戦 剛腕が苦手の雨天を克服
チーム最多の15勝を挙げ、3年目にしてブレークを果たした
広島・
薮田和樹。156キロの直球を武器に打者を圧倒する剛腕が、苦手としていたシチュエーションがあった。それは水分を多く含み、ぬかるんだマウンドだった。
「雨で土がぬかるんだときは、踏み出す足がすべってタイミングが合わなくなってしまう」
勝率.833で最高勝率のタイトルを獲得する安定感を誇ったが、6回6失点で今季最多失点を喫した7月29日の
ヤクルト戦[マツダ広島]は雨天の中での試合だった。この日も試合開始時点から雨模様。自覚する弱点を克服できるかどうかが大きな焦点となっていた。
迎えた大一番、薮田はこれ以上ない・・・
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