稲葉篤紀監督体制の大事なスタートではあるが、新設の『アジアプロ野球チャンピオンシップ』はセレクションの場、といって差し支えないだろう。大会参加資格に24歳以下等の制限があるため、今春のWBCを戦った現日本球界のトップ選手は参加しない。2020年の東京オリンピック本番に、今回出場の28選手のうち、果たして何人が生き残れるか。若きタレントたちのパフォーマンスに期待しつつ、招集メンバーの戦力を分析し、指揮官の考えと照らし合わせながら、起用方法を予想してみる。 投手分析&起用予想
日本のストロングポイントとは何か。侍ジャパンが2013年に常設化される、それ以前から、日本は「投手力」を前面に押し出し、世界を相手に勝利を収めてきた。その伝統は受け継がれ、新生侍ジャパンを率いる稲葉篤紀監督も「日本の強みは投手力」を公言する。今大会では、
菅野智之(
巨人)、
則本昂大(
楽天)、
千賀滉大(
ソフトバンク)らの参加はないが、東京五輪で軸となるであろう彼ら3人に次ぐ先発投手発掘が大きなテーマの1つ。中でも今春のWBCを戦ったメンバーにはいなかった左腕には要注目だ。
候補は今季2ケタ勝利を挙げたセ・リーグ2投手。まずはプロ入り2年目で初の・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン