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侍ジャパン宮崎合宿REPORT

【侍ジャパン】ライバル心バチバチの自立集団

 

11月16日に開幕する『アジアプロ野球チャンピオンシップ』に向けて、9日、稲葉篤紀新監督率いる新生ジャパンが合宿をスタートさせた。小久保ジャパンから引き継いだ課題克服に目を向けつつ、稲葉色が随所に見られた合宿をリポートする。
※記録は11月12日まで。合宿は13日まで行い、その後、東京に移動して16日の開幕を迎える。

初日から精力的に動き回った稲葉篤紀監督。求められれば打撃指導も


DAY.1/11.9 京源コンビが侍の顔に


 宿舎出発前のミーティングで、選手を前に「勝利至上主義」を掲げた稲葉篤紀新監督だったが、合宿初日の大半の時間、爽やかな笑顔を絶やさなかった。動きも軽やか。メーン球場で野手の動きに満足すると、ブルペンに移って投球をチェック。最後は再びメーン球場での打撃練習で自ら打撃指導と精力的に動いた。

「今日は初日で、ジャパンに慣れる、選手に慣れることをやりました」

 拍子抜けするくらいに軽めの調整で初日を終えたが、稲葉色が表れていたのが京田陽太の二塁起用だ。新人ながら中日の遊撃のレギュラーを確保している京田は「二塁の経験はほとんどない」というが、その動きに違和感はない。指揮官も「非常にスムーズな動き。彼が二塁をできればバリエーションも増える」と期待を口にする。この日以降の練習、試合では遊撃を守る西武源田壮亮とコンビを組み・・・

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