セの巨人・菅野智之に続き、今度も投手部門からパで圧巻の活躍をした左腕・菊池雄星の登場だ。その進化の要因と課題をデータから探ってみよう。 向上したストレートの質
パ・リーグの最多勝、最優秀防御率を手にしたのが、
西武の菊池雄星だ。沢村賞は巨人・菅野智之に譲ったが、残した成績もパフォーマンスも、まったく見劣りしない。
ただし、菊池には唯一、さらに言えば見逃すことができぬほど大きな課題がある。対ソフトバンクの対戦成績だ。別表のとおり11年の入団以来0勝12敗。今季も0勝4敗、防御率7.97と打たれまくった。
ソフトバンクは決して左に強いチームではない。CSファイナルSでは
楽天の
塩見貴洋、
辛島航、日本シリーズでは
DeNAの
今永昇太、
濱口遥大ら左腕に苦戦。タイプだけを見たら、150キロ台後半のストレートと高速スライダーのコンビネーションが武器の菊池に対し・・・
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