毎年、11月中旬から1カ月超、西武の若手選手がABL(オーストラリアン・ベースボール・リーグ)に参加して経験を積んでいるが、今年は森友哉、高橋光成、中塚駿太が渡豪。森は左ヒザ負傷のため途中帰国したが高橋、中塚は南半球の地で汗を流し続けた。そんな若手右腕2人を現地で直撃した。 取材・写真=前田恵 ※成績・情報は12月17日時点 気持ちも引き締まり、より一層、身になる
──今回のウインター・リーグ参加を、高橋投手は自ら希望したと聞きました。
高橋 そうです。森(友哉)さんと一緒に来ようという話になって、球団の方にお願いしました。
──もし2人一緒でなかったら?
高橋 それも聞かれましたが、それでも行きたいと答えました。
──中塚投手は?
中塚 僕は「オーストラリアに行くか?」と聞かれて、即答しました。11月、12月の予定を何も決めていなかったので、初めはちょうどいいや、くらいの気持ちだったんです。
高橋 でも、やっぱり12月、しっかり体を動かしておいたほうがいいですよね。そのほうが、次のシーズンにうまくつながると思います。
中塚 みんなと楽しくやりながらも、しっかりトレーニングができているので、来てよかったです。
──ただ、今季は雨に祟られていましたね。
中塚 雨がまったくやまなくて絶対、無理なのに1時間、2時間待つんです。結局中止になったことがありました(12月2日、ブリスベン戦)。
高橋 あと、自分が先発の日(12月3日、同)、雨で試合開始が2時間近く遅れて、午後9時くらいに始まったんです。それがダブルヘッダーの第1試合で、結局全部終わったのが夜中の1時でした。
──体内時計は大丈夫でした?
高橋 おかしかったです。普段も試合開始が午後7時とか7時半で、終わるのがだいたい午後11時。でも今は、それがもう普通になりました。
中塚 豪州だからしょうがないって。
──そもそも、ここでの一番の目標はなんでした?
高橋 僕は2017年、ケガで投げられなかったので、その分少しでも・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン