3年連続Bクラスに沈んでいたチームの再建に白羽の矢が立ったのは辻発彦新監督だった。チームの黄金時代に正二塁手を務めていた新指揮官。攻守走で勝利に貢献していた男が、黄金時代のDNAをナインに注入。見事にチームは躍進を果たして、4年ぶりの2位になった。 [2017年成績] 79勝61敗3分、勝率.564
690得点、560失点、打率.264(1位)、
153本塁打、129盗塁、防御率3.53(3位)
新人の源田が遊撃の定位置を獲得するなど、若手野手の成長が大きかった
我慢強く起用し若手野手が開花
「勝利と育成」──。
相反する目標を見事に両立して、辻発彦監督はチーム再建を果たした。特に若手野手を我慢強く使い続けた功績は大きい。象徴的な存在は
源田壮亮だ。球団の新人遊撃手では1981年の
石毛宏典以来となる開幕スタメンを勝ち取った。さらに新人遊撃手では史上初のフルイニング出場も達成。打率.270でリーグ2位の37盗塁と期待以上の大活躍だった。
「二遊間は非常に大事。これがコロコロ変わっているようじゃ、チームは強くならない。源田は・・・
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