7年間、西武で先発、リリーフにフル回転した牧田和久がポスティング制度によってパドレスに移籍することが決まった。“絶滅危惧種”とも言われる下手投げがメジャーでどのような活躍をするか注目が集まるが、果たしてその胸中は?2011年から3年間、西武のチームメートで、メジャー通算39勝をマークしている石井一久氏と語り合った。 構成=小林光男、写真=佐藤博之、Getty Images ブルペンだから自然とチームに溶け込める
石井 マッキー、パドレスと契約、おめでとう。僕はマッキーと西武時代、一緒にプレーしたけど、本当にタフだし、打者を翻弄できる投球術もある。メジャーで投げる姿を見るのがすごく楽しみだよ。
牧田 ありがとうございます。日本では先発、中継ぎ、抑え、中継ぎではロングも経験しました。それでもシーズンを通して投げられましたし、肩、ヒジも問題ありません。与えられた役割をしっかりとこなせたと思いますし、タフさは自分の中でも自信があります。
石井 メジャーは日本より試合数が多いし、スケジュールが厳しい。特にブルペン(中継ぎ)に入ったら登板数も多くなる。でも、ある程度、休ませてくれるから。最も大事なのはパドレスがマッキーの実力をしっかりと認めてくれたということ。今オフは特にメジャーの市場が停滞気味で、選手の契約がなかなかまとまらない。そんな状況で、マッキーは1月上旬に契約が決まった。それもメジャー契約。パドレスも本当に戦力として考えているから何億ものお金を出したのだし、マッキーも非常にやりがいがあると思う。
牧田 もちろん、それはありがたいこと。期待に応えるためにも、最初から戦力として勝利に貢献する気でいます。年齢も年齢ですから・・・
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