2月1日にスタートした春季キャンプもいよいよ後半へ。目指す野球に違いもあることから、練習メニューには球団ごとのカラーが表れる。最下位からの再起を図るヤクルト、ロッテを中心に、各球団独自のトレーニングメニュー表、その一部に焦点を当ててみたい。 写真=桜井ひとし 時代と逆行していても
ヤクルトの春季キャンプが明らかに変わった。その仕掛け人が、
宮本慎也ヘッドコーチ、
石井琢朗打撃コーチ、
河田雄祐外野守備走塁コーチという、今季から新たに加わった3人の“鬼コーチ”。2月3日、節分の日のイベントでは、文字どおり鬼役を演じ、豆を手にする選手たちに「投げてみろ、コラー!」と威嚇(?)。グラウンドでの存在感も、主役であるはずの選手を上回るほどだ。
昨年のメニュー表と見比べるだけで練習量の違いが分かる。ランチ特打後のフリー打撃では3選手を6班に分け、フリー、ティー、バント、ロングティー、走塁、強化トレーニングといった6種目を、各20分間休む間もなく取り組んでいる。
これは宮本ヘッドの「待っている時間がなければ、量も変わってくる」との考えから。「強いところはしっかり練習をしている」。時代と逆行していると言われ・・・
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