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2018 今季、変わる男たち

中日・大野奨太インタビュー 知らないって、もったいない 「僕は何でも、新しいからこそモチベーションが高まります。もっと知りたいんです」

 

“変化”の度合いで言えば最大かもしれない。パ・リーグからセ・リーグへ。未知の世界に飛び込み、大野奨太は新発見の毎日に目を輝かせている。向上心あふれる竜の新戦力を直撃した。
取材・構成=吉見淳司、写真=小山真司、井田新輔

投内連係では声を張り上げ指示を出す。すでにチームの一員として溶け込んでおり、違和感は消えている/写真=小山真司


チーム変革のチャンスは今


竜の正捕手番号である「27」。それを与えられたことが期待の高さを物語る。2016年に日本一を経験した捕手が、5年連続Bクラスに低迷するチームを上昇に導く。

──中日のユニフォームを着て約3週間が経ちましたが、チーム関係者の中でも、まったく違和感がないと評判です。

大野奨 みたいですね(笑)。僕は最初、違和感はありましたけど、徐々に慣れてきて、チームに溶け込めているかな、と感じます。練習内容や流れなど、球団のシステムがまったく違う中、新鮮さを感じながらやれています。

──チームに溶け込むために心掛けていたことは。

大野奨 みんなが声をかけてくれたから早かったですね。谷元(谷元圭介、17年途中に日本ハムから移籍)さんがいてくれたのが大きかったと思います。それに、鳥取のトレーニング研究施設「ワールドウィング」で一緒に自主トレをやっている投手も多かったので、そこはまったく問題なかったですね。

──1月28日、谷元投手の誕生日祝いで、大野雄大投手、田島慎二投手と食事に出かけたそうですね。

大野奨 僕の歓迎会も兼ねてもらいました。

──大野雄投手は「谷元さんの誕生日はついでです」と言っていましたけど(笑)。

大野奨 そうなんですか? (谷元が)かわいそう(笑)。

──「チームのここを変えていきたい」などの話をしたとか。

大野奨 いろいろと、チャンスだと思うんです。いいものは残しながら、良くないものは変えていく。それをいつやるかという・・・

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