アピールに成功する者がいれば、失意の二軍落ちとなる者もいる。悲喜こもごものさまざまな人間模様が交錯した春季キャンプ。崖っぷちからの復活を期す男たちを紹介する。 ※年齢は2018年の満年齢 ロッテ・大隣憲司 完全復活へのスタートライン
正式に球団と契約を結んだ2月16日、
大隣憲司は石垣島で「感謝の一言です。こうやってまた野球ができるのはうれしい」と笑顔を見せた。
2012年にキャリアハイの12勝、防御率2.03をマーク。
ソフトバンクのエース格に躍り出ると、翌年の第3回WBCでは代表メンバーに名を連ねた。しかし、そこから野球人生は暗転する。腰痛に悩まされるようになり、6月には難病である黄色靭帯骨化症の診断。何とか復帰したものの、以降はケガとの戦いに明け暮れ、16、17年と一軍登板が1試合に終わると、ついに戦力外通告を受けた。
それでも必死にしがみついた。昨年12月、合同トライアウトに参加し、
ロッテのテスト生として石垣島春季キャンプに滑り込む・・・
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