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2018センバツドラフト特集

【2018ドラフト】NPBスカウトがリストアップした逸材球児

 

第90回記念選抜高校野球大会に出場したのは、例年より4校多い36校。648人の球児があこがれの地・甲子園でプレーした。グラウンドでの真剣勝負の一方、ネット裏スタンドではNPB関係者がドラフト候補選手を追い、ペンを走らせた。スカウト幹部の声を下に逸材を掲載する。


「No.1評価」を得た大阪桐蔭コンビ


 出場36校が出そろった3月29日、巨人岡崎郁スカウト部長は2018年の傾向として「大学生、社会人は投手、高校生は野手に可能性を感じる」と話した。中でもトップ評価を得たのは大阪桐蔭高の藤原恭大と根尾昂だ。2人とも3季連続の甲子園出場。藤原は昨年9月、報徳学園高・小園海斗(センバツ不出場)とともに、2年生ながら侍ジャパンU-18代表に名を連ねている。U-18W杯(カナダ)も視察した日本ハム・大渕隆スカウト部長は「スピード、パワー、(打撃における)コンタクト能力。選手としての素材は理解していたつもりだが甲子園に映える」と、あらためてスター性を実感したという。

 オリックス古屋英夫球団本部編成部副部長は「3拍子で抜けている。今大会の候補選手でトップです」と評価した上で「高校生の外野手を1位でいくのはどうか……というところであるが、チームの補強ポイントに合致すれば、ないことではない」と、最上位であることを認めた。また、DeNA吉田孝司スカウト部部長兼GM補佐も「良いスイングをしているし、とらえ方も良い。2人とも、上位クラスに入る」と話した。

藤原恭大


 根尾は伊万里高との2回戦は五番・遊撃手。明秀日立高との3回戦では1失点完投勝利と、「二刀流」の・・・

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