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データで解析 野球の謎!?

野球界で抽象的な言葉により表現されてきた事象・プレーを数値とデータで“見える化”

 

野球界で当たり前のように使われている言葉やプレー。「結局、それってどういうこと?」と聞かれると、意外にうまく説明できない事象を、データや数字を使って解析していく新連載がスタート。NPB11球団が導入した「トラックマン」をはじめ、野球におけるデータ集積&解析は急速に進歩している。

現在はNPB11球団が導入しているトラックマン。データの蓄積と解析が野球を変えていく!?


データや数値によってプレーを客観的に見る


「トラックマン」──。デンマークのTRACKMAN社が開発した弾道測定機器のことです。もともとは迎撃ミサイル「パトリオット」の開発において弾道を解析するために生まれた技術を転用して開発された製品。レーダーでボールをトラッキング(追尾)することによりさまざまなデータを得ることができます。

 球速や打球角度、リリースポイントや回転数、回転軸といったデータを高精度に得ることができるため、MLBでは全30球団が導入し、NPBでも昨年までに7球団、今年からは広島を除く11球団が導入することになりました。

 プレーのさまざまな事象を数値化することでチームの戦略、戦術への活用のみならず、選手個人の状態の把握や能力向上にも生かせるようになります。例えば投手の変化球ひとつをとっても、球速に加えて回転数や回転軸、変化量などを数値で把握することで、これまで感覚的なものに頼っていた部分をデータで補強したり、修正したりすることができるようになります。

 また、プレーのさまざまな事象を数値化できるということは、例えば投手で言えば「ボールのキレ」や「ボールの伸び」、「重いボール・軽いボール」、打者で言えば「パワーのある打者」といった野球界で長らく抽象的な言葉で表現されてきたさまざまなプレーを客観的な数値とデータで説明することができるようになる、ということでもあります。

 この連載では、これまで野球界で表現されてきた抽象的な言葉やプレー・事象などを、データや数値を使って“見える化”していきたいと思います。そうすることで、プレーヤーにとってはもちろん、観戦者にとっても野球をより深く正しく楽しめるようになるはずです。

 第1回は昨季、MLBで流行した「フライボール革命」に通じる、「一番ボールが飛ぶインパクト」について・・・

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