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データで解析 野球の謎!?

「おじぎするボール」であっても平均値との“ズレ”が大きければ打者の判断や対応は難しくなる

 

野球界で当たり前のように使われている言葉やプレー。「結局、それってどういうこと?」と聞かれると、意外にうまく説明できない事象を、データや数字を使って解析していく。第4回のテーマは「おじぎするボール」「垂れるボール」だ。

「垂れる」「おじぎする」ボールはカイケルの大きな武器となっている/写真=Getty Images


ゴロを量産するカイケルの「おじぎする」ボール


 前回は「ボールのノビ」について解説しました。「ノビがあるボール」とは平均的なフォーシームの変化量よりもホップ方向に外れたボールで、このズレが大きければ大きいほど打者の体感としてはまるでホップするように感じられ、対応や判断、スイングの修正が難しいボールになります。

 この「ノビのあるボール」こそが良いストレートの象徴だと思われていますが、それとは逆の「垂れる」「おじぎする」と表現されるフォーシームであっても・・・

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