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鈴木大地の「大地の“元気”」

鈴木大地コラム「キャプテンを経験させてもらい、いろいろな失敗を重ねることで、今の自分が形作られていきました」

 

「キャプテンではなくなって、あいつ、だらしなくなったな」と思われたくない。だからこそ頑張ろうという気持ちは強いです


自分なりのキャプテン像


 昨オフ、井口(井口資仁)さんが監督になられるという連絡をもらい「話したいことがある」と言われました。秋季練習の集合日、集合時間より少し早く井口さんのところに行くと、キャプテン制度をなくすこと、三塁コンバートの2つを告げられました。「キャプテン制度、『C』マークはなくなるけど、キャプテンとして考えている。チームリーダーをお願いしたい」と言われました。

 伊東勤前監督のときにプロ3年目からの4年間、キャプテンを務めさせていただきました。2年目の最後の納会で伊東監督にあいさつに行くと、「キャプテンをやる気はあるか」と聞かれ、「機会があるならやりたいです」と答えると、「ああ、そうか」とそこで話は終わったのですが、キャンプイン初日の2月1日、監督室に呼ばれ、あらためて「キャプテン、大丈夫か」「はい」と正式に任命されました。そのときに伊東監督から言われたのが「キャプテンだからといって特別に何かしようとしなくていいぞ。今までのように元気を出して、前を向いて引っ張っていってくれ」ということでした。

 キャプテンの理想像として、どういったものが正解なのかは分かりません。他球団を見れば・・・

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