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田中大貴のMonthly Column

田中大貴「高校でも、大学でも、プロでも、和田毅は走り続けます」/ 『松坂世代』あの夏から20年目の延長戦

 

兵庫・小野高、慶大で活躍し、東京六大学リーグ戦では早大・和田毅(ソフトバンク)と真剣勝負を演じた元フジテレビアナウンサーで現スポーツアンカーの田中大貴は、1980年生まれの「松坂世代」の1人。そんな野球人・田中が、同年代の選手たちをプロ野球現場の最前線で取材した至極のエピソードを、コラムにして綴る連載第4回は和田毅の続編です。

早大時代の和田毅。卒業までに東京六大学野球連盟記録の476三振を奪い、“早稲田のドクターK”の異名を取った


1年オフの急成長


 今年、早慶戦中継の取材で初めて東伏見の早大・安部球場を訪れました。球場に向かう途中、こんな言葉を思い出しました。

「あの坂道を思い出すと、今でも吐き気がするんだよ……」

 福岡ソフトバンクホークス・和田毅の言葉です。彼に大学時代の話を聞くと、「あの坂道」というキーワードが何度も出てきます。今でも、吐き気をもよおすような「あの坂道」とは、早大野球部の安部球場に沿う長く緩やかな坂道を指します。

「ここかあ……」

 想像以上に長く続く緩やかな坂道。ここを走る和田の姿が想像できました。先月の連載でもお伝えしたとおり、島根の県立浜田高で印象的な“THE公立高校野球”を演じた1998年夏の甲子園、その中心にいた和田。翌年、18歳の和田は人間科学部を受験し、名門早大野球部の門を叩き・・・

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