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データで解析 野球の謎!?

「高いフライ率」と「高い奪空振り率」。岸孝之が投じるフォーシームは質の高い「伸びるボール」である

 

野球界で当たり前のように使われている言葉やプレー。「結局、それってどういうこと?」と聞かれると、意外にうまく説明できない事象を、データや数字を使って解析していく。第17回のテーマは「岸孝之のフォーシーム」だ。
データ提供●(株)共同通信デジタル ※記録はすべて7月30日現在

「伸びるフォーシーム」に前後の奥行き&高低を使い投球を組み立てているから。岸のピッチングはやはりフォーシームを軸に組み立てられている


勝負球に選択する「伸びるフォーシーム」


 今回は最も「伸びるフォーシーム」を投げる投手の1人だと言われる楽天・岸孝之投手のピッチングを、今季の投球データをひも解きながら見ていきたいと思います。

 まず、岸投手のフォーシームは本当に「伸びるボール」なのでしょうか。「伸びるボール」は打者のイメージよりもボールが上に来るため、打者はボールの下をたたいてしまいフライになりやすくなります。岸投手のフォーシームは・・・

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